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オール群馬コンテスト おつかれさまでした

5月18日と19日、オール群馬コンテストに参戦。はなっから地方コンテストはやる気が起きないのですが、隣県のお付き合いで参加しておりました。

小山市は東京周辺のアマチュア局密集地とは違い、新幹線と東西南北に鉄道と太い道路が数本ある交通の便のよい衛星都市。いきなり田んぼのどまんなかにまちがあり、そびえるビルとかがある、変わってるまちですから、地方コンテストに弱いのは仕方がないのです。

JQ1MSQから一番近い群馬県は「邑楽郡板倉町」。わずか、10キロちょっとのところにあります。ちなみに茨城県も埼玉県も千葉県も10キロちょっとです。(渡良瀬遊水地~利根川分岐)

結果はさんざんなことになっていまして、県外電話VUで20局程度。

予想通り群馬県固定は出が悪い V/UHFに限って言えば、常置場所が出てないなぁという印象です。もっとも、CWで活躍されているのかもしれませんが、群馬県を固定・常置場所にしている局が数局しか聞こえない。県外から群馬固定を呼んでいる気配すらない。埼玉県や東京都が群馬県指定でCQを叫んでいる。これって群馬県支部はどう感じているのかなぁと思います。
今回は空中線を群馬県向けにセット JQ1MSQの常置場所からは、住宅地や平地林の向こう側に榛名山が見えます。高崎市街地まで見通し範囲で、山地の影響がありません。

JQ1MSQの北10キロ付近に小山市中心部がありますが、中心部からだと、低山帯に阻まれて、前橋・高崎は見通し範囲ではなくなります。

今回は、6m/2mはヘンテナ、430は強風のため可搬型9エレを使わずに11段コリニアを使いました。

ヘンテナは若干、指向性があり、ウラオモテ両面で運用しますが、サイド方向がばっちり切れるという特性があるものですから、50MHzのヘンテナを榛名山の南、高崎・安中方面にきちんと向けて群馬の都市群(館林から高崎の線)を串刺しするようにセットして臨んだものの、移動局だけ取れてしまい、6m/2mでは群馬の固定・常置場所局はからっきし。CWも一応チェックしたのですが、1波だけ強力な局が確認できたのみです。

時刻が進んでも、何局かに「栃木県はニューマルチです」と言われてしまい、隣県なのにをいをい。

たぶん、栃木県や茨城県のように、東京から割と近く、見通し範囲が広く取ることができるまちとは、群馬県は事情が違うのかなぁと思います。JQ1MS…

FT8やFT4の登場で違和感を覚えること

WXJT-Xシリーズ(JT65,FT8など)次々のモードが手作りされていますが、この手法は誰かが、アマチュアバンドを使って悪用できる手法なのではないでしょうか?疑問を捨てきれません。

:決して、FT8やJT65を誹謗中傷するためにこのエントリを書いていることにご注意ください。JQ1MSQでは、WSJT-Xなどを利用して、年間のQSOの半分以上をFT8, JT65, MSK144などの狭帯域デジタルモードで運用を行っています。)

たとえ1時間かかっても、TCP/IP網(≒インターネット)を一度も使うことなく、仮想通貨などを送信できてしまう、あるいは、テロリストたちに手作り独自モードでアマチュアバンドを使われる危険性は本当に皆無なのでしょうか?

これは、新モードを国内で作成・実験するためのルールを必要としないでしょうか?


JT65モードの出現で、にわかに狭帯域データ通信モードが脚光を浴び、特に、英語が苦手で、CW用語もわかりにくい、RTTYに挑戦したくてもできなかったアマチュア無線家のみなさんが、この新モードのとりことなっています。

一度、セットアップすれば(ちょっとてこずりますが)あとは、運用のみという手軽さで、とにかくスピーカーから音が聞こえなくても、ウォーターフォールグラフに見えていれば、なんとかなってしまうものですから、新しい楽しみ方といえます。

さて、問題はそっちではない。
新モードが手作りできてしまうという新しいアマチュア無線の楽しみ方 モードが手作りできてしまうというのは、実はかなり厄介な問題を含んでいます。

日本の電波法令では、アマチュア業務では「暗語」を禁止しています。

この「暗語」の解釈が実に曖昧でして、要するに、公衆に公開された資料によるもので、政府がすでに知っているものでなくてはいけませんよ!というものです。例えばD-STARモードやC4FMモードが暗語ではないのは、技術仕様が公開されているため、「暗語」扱いにはなっていないのです。

日本で新モードを作るという動きは、実績としてD-STARのころからあるわけですが、実は周波数拡散方式(SS)の話は30年以上前に当時のJARLに、郵政本省から「アマチュアでやってもらえないだろうか」という話があったということを覚えています。

FT8を主力とするWSJT-Xのチームは、そうした、政府と直接のつながり…

FT8やJT65を運用するための附属装置諸元 FT4対応版

イメージ
PCで可聴域の音声信号を作って、リグに入力して電波を飛ばす「狭帯域データ通信」と呼ばれるものが最近のアマチュア無線ではよく使われます。生体的に耳では聞き取れないほど、自然雑音に紛れてしまった信号を拾うこともできます。

(諸元表 FT4対応版 2019/5/5電子申請済 5/15ステータス:審査中)
(能書きが続くのでさくっと諸元表を見たい方は下へ) 例えば7MHz帯のWSPR(ウィスパー)モードでは、2Wでも地球の裏側、しかも遠回り(ロングパス)で届いてしまうことが稀ではなくなりました。自動車用のモービルホイップを屋根に上げれば十分。アメリカ西海岸、ブラジル、ウルグアイという1万5千キロ越えというところまで飛んでいきます。

普段の無線局設備の整備とあわせて、音声解析的な要素を含むので、オーディオを得意にしているオペレーターのみなさんとも相性がよく、ローカルノイズをいかに消すのかという努力をされている局もあります。入力部分の工夫次第では、あと数dBというところまでノイズを下げることが可能なので、チャレンジできます。

また、お身体のよろしくない方や、CWは疎くなってしまったけれどもという方にも操作できますし、耳がよろしくないという方でも、解析結果がグラフで表されるため、オペレーションを楽しめます。もちろん、第4級アマチュア無線技士でもオペレーション可能で、1.9MHz帯も免許されます。

現在(2018年11月)、月面反射通信から発展した「FT8」「JT65」「JT9」「WSPR」「MSK144」などといったモードが開発され、狭帯域デジタル通信の主力となっています。現在は「FT8」が流行中です。

このモードシリーズは、ノーベル賞科学者でもある、ジョー先生ことプリンストン大学教授のジョセフ・テイラー博士(K1JT)を中心とした有志グループ(アマチュア無線家)が中心となり開発されています。(FT8, JT65, JT9, MSK144はすべて「WSJT-X」で運用できます。ウィークシグナル(弱い信号) ジョーテイラー(考案者)+エックス(10)の略のようです。)

日本の電波法の法体系では申請(届)が必要 ①法理論的に、アマチュア業務では「暗語」を用いることができませんから、信号の構成内容(諸元)を明らかにして暗語を使った通信ではないと政府に説明する必要があります。

②具体的な…

新モード「FT4」 WSJT-X

QRZ.comを見ていて、K1JT ジョー先生が「FT4」というモードを開発中なんだぜ!とおっしゃられていて、リファレンスみたいなものがプリンストン大学のサーバに落ちていないかなと探していましたら、ネタとなるものがありましたので、ご紹介します。(Tnx 日本語訳 JA7UDE 大庭OM。原典と日本語訳を両方参考にしています。)

FT4とは何ぞや?要は 4-GFSK +90Hz 23.4ボー 符号構成WSJT/FT4 です。みなさんが知りたいのはこれでしょ?もったいぶらないで書いちゃうと。
だいたいこのサイトに来訪されるお客さまはこれを見に来ていると思うのです。

過去の「GFSK」の業務局や無線機器などの免許などによれば「F1D」の記述が見られましたので、「F1D」として手続を進めています。少し、FSKとは違う波形なので、ここでつまづかれる方があると思います。

(FT4対応 諸元表書き換え←LINKを行いました。令和元年5月5日付 関東総合通信局長あて電子申請)
コンテスト用に開発された「4-FSK」のモードです。(信号発射時にはFSKをこねくりまわして4ーGFSKとして変調されます)

現在(5/2)のところ「WSJT-X 2.1.0」RC版で提供されています。

ただ、GA版リリース後、各局がどのように運用するのかは未知数です。もしかしたら、普段使いのモードとして使われるかもしれませんし、コンテストだけということに落ち着くかもしれません。現在のアナウンスでは2019年6月15日に最終リリースしたいとのこと。

RTTYコンテストの代替モードを想定しているような書きぶりですが、いまのところ、モード仕様の概要を読む限り、実際のQSOでどのようにオペレーションすればよいのかも見当がつきません。

FT8とオペレーション自体は変わらないということですが、相当、精度を高くしたPCの内臓時計の設定を行わなければならないでしょうし、1秒以上の狂いは実際のオペレーションでは許されないと思います。実際の送信時間は4.48秒。1秒程度をデコードなどの時間にあてていますから、都合6秒。1秒狂ったらデコードできないでしょうね。(伝搬上の遅延は考慮されているとのことです)

半自動というより、1交信が終了するまで30秒~50秒程度しかかかりませんから、ほとんど、クリックするだけのPC任せということになると…

ALL JAコンテスト 2019 おつかれさまでした

関東では恐れていた「寒の戻り」がありまして、栃木県内では住宅地での夜間外気温が0℃を下回ったところもあったようです。当地では27日(1日目)昼間に激しい雷雨があり、常置場所・固定の運用が多いような印象を持ちました。

159QSOs × 39マルチ = 6,201pts (PA部門:電話シングルオペオールバンド/暫定)

昨年が約180QSOsなので、気合いを入れた割には、局数がのびませんでした。

特に関東地方の「秩父軍」「西多摩軍」「筑波隊」が少なく、丹沢方面では足元が雪(?)のところもあったとか。「東京のビル群と富士山が真っ白に見える」という超ローカル低山局のリポートがありました。

28日午後は普段、富士山←→那須方面に向けている「6mヘンテナ」を東京湾←→日光に向け直して、東京都区部~神奈川・千葉をていねいに。

6mで神奈川県がいつもにもなくよく入ったので、叫ばさせていただきました。地元・栃木県もよく取れていました。(北関東はCW参戦局が多いようですが)基本的に50分取りに回って10分CQです。

伝播状況ですが、50MHz帯グランドウェーブは雨のあとの空気が乾燥、しかも微風という状態で、飛びは非常にクリアでした。1エリア一円と隣接各県が取れています。ヘンテナでここまで遊べると十分かなぁと。

EsはPhone的には確認できていませんが、10mで韓国・KH6が入っていました。

F層伝搬は、40mではこの時期としては若干弱め。80mでも1エリア内伝搬が若干あったものの、1エリア外とのQSOは若干数だけ。

15mは撃沈(2QSOs)、10mもグランドウェーブのみ。ハイバンドでマルチ4ついただきました。

リグはいつものとおり2機を使いました。50MHz帯(FT-891S)とHF(TS-140V)。

アンテナは今回は3本用意しました。使用したのは

50MHz帯 ヘンテナ(H=1/2λ) 11mH
HF帯 ロングワイヤ(エレメント12m+9mオフセット給電) 8mH

ロングワイヤのアースには、アースプレート(A3大銅板にアルミフォイルで面積を稼いだもの)をトタン屋根に密着させ、最終的には住宅側面の外壁材を通して地面に落としています。

コンテスト中、自宅のテレビのうち1台にブロックノイズが出るという申告で運用を中断。

調査したところ、HF帯の電界強度のため、テレビに単独でつなが…

QSLカード到着(2019/4)

22日、4月分のQSLカード到着です。

今回も「G」パックで届きました。

さっそく再送処理をします。

再送の条件は

① おおよそ6ヶ月以上前のQSO(今回は2018年10月以前分)

② PSE QSLなどのカード要求が記されていること

です。

今回は40枚(全体の8%ほど)を再送します。再送したことがわかるように、特製舞妓さんデザインでお送りします。紙も「金藤」という半光沢高級紙。

送付時期は、10連休を挟み、ALL JAコンテストもありますので、連休後、落ち着いた頃の発送になると思います。

平成31年4月QSO分については、元号漢数字で、カード表面にでかでかと交信日時を記したものの発行を画策中です。
(もちろんデータ面は普通の交信証です。)

ちょっとノドの調子がおかしいので、調整中。ALL JAコンテスト(部門PA)でお会いしましょう。


50MHz帯 Eスポ伝搬「キングソロモンの法則」

いよいよ春の寒波「寒の戻り」が終わると、5月には汗ばむ陽気となるのが、いつもの関東地方です。

ちょうど、伝播状況も本格的に北半球夏モードに変化し、50MHz帯では、よくEスポ(スポラディックE層、Es)が発生するようになります。Esといえばキングソロモンの法則。日本の50MHz帯界隈で知らない人はまずいない言葉です。

近年は、NICTで国内4ヶ所でEsの有無を観測していますので、イオノグラムの図を見たことがあるかもしれません。Esの出方の傾向は、最近はNICTの宇宙天気のサイトを参考にしている6mマンの方々が多いと思います。

ところで、JQ1MSQのコールサインが下りた、1984年は、アマチュア無線人口が爆発的に増える直前で、1年足らずでまっさらのJQ1シリーズが発給終了し、次のJS1シリーズが枯渇するのは時間の問題とされた頃です。

今では考えられないでしょうが、1990年前後は、DXでは21MHz帯がフィーバーしてまして、SSBのアシのフミバもなく、その道のプロでなければ入ってはいけないバンド、ビギナーは50MHzで修練を積んでから!とよく言われたものです。

その50MHz帯。大きすぎないアンテナサイズスケールと工夫のしがいのあるバンドとして、かなり運用マナーにうるさく技術志向があるクセのあるOMさん方に揉まれて育てる式だったため、こういう変な嗜好をもつJQ1MSQのような局が出てきてしまうのですが。

さて、伝搬です。キングソロモンの法則でしたね。春から夏、秋口までは「Eスポ」と呼ばれる、電離層の不思議な反射現象がおきます。E層の高さでおきるようなので「スポラディックE層」(Eスポ、Es)と呼ばれます。

ただでさえ、ヒマな高校生の夏休みでしたので、だいたい午前9時ごろから昼、夕方でいったん落ち着いて夜間ポッとでる、一見ランダムに見えるEスポの存在が、非常に楽しかった思い出があります。夏補習ってなに?おいしいの?でぶっちぎってましたから。

そのころ、ローカルの仲間内では、

どうも九州~南西諸島に低気圧や前線がくるような気圧配置になると関東は安定したEスポがおきるらしい。JA1←→JA8へは東北に前線がかかるとパスが通るらしい。この現象は、キングソロモンの法則というらしい。キングソロモンの法則の提唱者はクリヤマOM(JA1KS:栗山晴二氏)というらしいK=King S…